国連の課題と代案 〜文鮮明先生の提言〜


 

国連の課題と代案 〜文鮮明先生の提言〜


文鮮明先生は、自叙伝の中で、
国連が抱える本質的な課題として、
「第二次世界大戦が終わった直後に創設された国連は、これまで世界平和のために多くのことをしてきました。しかし、創設60周年を超えた今、国連はその本来の目的を失い、力の強い国々の利益のために働く場所となりつつあります。」(p346)
と指摘されています。本来の機能を果たしていない、目的を失っていると。

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93年9月7日、国連本部で基調講演される韓鶴子女史(文先生夫人)。
文先生は世界平和実現のために国連に強い期待を寄せている。


文先生の代案については以下のように述べられています。
「今後、国連は上院と下院の両院体制に変えなければなりません。今のように各国の政治・外交分野の代表者たちが世界の問題を議論する下院と、超宗教的な代表者たちが集まって平和問題を議論できる上院がなければなりません。」(p347)
「全人類を懐に抱く愛の心で人類の幸福と世界平和のために努力する超宗教的な指導者たちが、世界各国に派遣された外交大使と力をあわせ、これ以上紛争のない世界、愛で一つになった世界をつくっていかなければなりません。」(p347)
より倫理・道徳を重視する国連機能と、より外交・政治を重視した国連機能の2つが必要で、双方がひとつとなってこそはじめて、国連主導の世界平和が現実のものとなる、という提言です。

ただ、文先生が提言して国連がすぐに動き出すほど、現実は甘くありませんでした。

そこで、文先生は、フィリピン政府指導者らと協働して国連改革を進めるのと同時に
(その成果として、2006年に「宗教間の対話促進」の部署設置を決議されました

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超宗教的平和運動、UPF創設に至る文先生の記録映像「Man of Peace」      

「より倫理・道徳を重視する国連機関」のモデルとして、2008年に文先生の呼びかけのもと、Universal Peace Federation (UPF=天宙平和連合) が創設されました。

現在、超宗教・超民族的な平和活動に共感する世界中の指導者に支持され、
幅広いパートナーシップを築きながら平和実現運動を展開されています。


近い将来、国連は本来の機能をとりもどし、世界の紛争、諸問題の解決に大きく貢献することになります。
そうなるように希望をたくしたいですし、そうなるように私たち一人ひとりが国連改革により深い関心を持っていきましょう。

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